記録的な猛暑続きだった8月も、暑いまま今日で終ろうと
しています。
総体的に免疫が低下している事を証明する様に、暑さにより
命を失うお年寄りが続出しています。
明日から9月に入りますが、まだまだ暑さは続きそうです。
免疫低下にご注意下さい。
それと台風の発生件数の多さにも注意が必要ですね。
さて本日の話題です。
最近の常識になっている「除菌・殺菌」の意識の中では、
腸内細菌のバランスが取れなくなってきています。
これでは、免疫力も高まらず、体調不良になりやすい体に
なってしまいます。
乳児の時からキレイすぎる環境のなかで育児をしていると、
腸内に必要な細菌というか微生物が、体内に取り込めません。
私にも孫がおりまして、まだ1歳になったばかりですが、
なんでも手あたり次第なめまくっています。母親もこのことを
知識として知っていますので、ケガをしそうなものは身の回りから
除外し、それ以外は自由になめることを見守っています。
それと、孫たちは3人いますが、全員乳酸菌を摂取していますので
元気に成長していて嬉しい限りです。
情報元は不明ですが、ストックしていた情報の中に、「赤ちゃんが
なんでも口に入れたがる理由」という記事がありましたので、
参考までに転載いたしますので、お目通しいただけたら幸いです。
以下転載です。
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赤ちゃんが、なんでも口に入れたがる理由
腸内細菌を調べるとき、これまでは培養できる腸内細菌ばかりを調べていました。そして乳酸菌はいい菌、ビフィズス菌もいい菌、大腸菌は悪い菌、ウェルシュ菌も悪い菌などと分け、それぞれを善玉菌、悪玉菌と呼んでいたのです。
ところが現在では培養できない菌にも、どういう腸内細菌がいるのかがわかるようになりました。そして従来、腸内細菌は100種類、100兆個だといわれていたのですが、培養できない腸内細菌がその10倍以上いることがわかりました。さらには、その大部分が土壌菌、土の菌でした。つまり数からいうと土壌菌がいちばん多く、その後に善玉菌と悪玉菌がいることになるわけです。それがどういう役割をしているかはわかりませんが、たとえば納豆を食べると免疫が上がって元気になります。納豆はほとんどが、納豆菌と土壌菌です。
ところで赤ちゃんはなんでもなめたがりますが、この行動に重要な意味があることがわかりました。赤ちゃんの腸内細菌を調べると、生まれたばかりのころは無菌なのですが、その後は大腸菌が急速に増え、つまり悪玉菌が急激に増えるのです。しかし、おっぱいを飲んでいると、ビフィズス菌や善玉菌が増えていきます。
赤ちゃんは、お母さんの胎内では無菌状態、免疫ゼロで過ごします。しかし外界に出ると、インフルエンザ菌やさまざまな悪い菌がたくさんいるため、対抗できる体を作らなければなりません。そこで、「ちょいワル菌」を体内に取り込むのです。いい菌を入れても免疫は発達しませんから、それがいろいろなものをなめることに関わっているというわけです。
ですから生まれてすぐ、おっぱいも哺乳瓶も消毒して無菌室のような部屋に入れてしまうと、赤ちゃんの腸はきちんと発達しません。事実、生まれたばかりでアトピーになっている赤ちゃんの便を調べたら、半分近くは大腸菌が一匹もいませんでした。ということは、アトピーになっても治らない。成人になったら、卵も牛乳も受けつけない体になってしまうのです。ですから赤ちゃんには自然にそのまま、好きになめさせたらいいのです。不潔なように見えますが、本当は必要なことなのです。菌の力を借りて、人間の力を強めようとしているわけです。つまり体を強めるためには、「ちょいワル菌」と付き合わなければいけない。いいやつと付き合うだけではだめなのです。それは、動物もやっていることです。
動物はまず腸を大事にし、腸を発達させます。具体的にいえば、腸内細菌を増やすために、生まれたらすぐに土をなめるのです。たとえばパンダ、笹を消化する酵素を自分では持っていません。笹を消化する酵素は、腸内細菌が持っているのです。コアラもまた、ユーカリを無毒化する酵素は腸内細菌が持っています。つまり腸内細菌がいないと、我々は生きられないのです。
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転載ここまでです。
どうか行き過ぎた、除菌・殺菌の環境の中で生活をしないように
願う次第です。
本日もおいでいただき、ありがとうございました。